第五回西安旅行記(続)


2月24日(木)
 さて、帰国の日ですが、出発まで、西安の中心、シンボルとなっている鐘楼の近くへ行きました。最後の昼食は、餃子づくしです。かなり有名な「徳發長」というお店です。説明によると前菜の他に17種類の餃子が餃子宴出てくるとのことです。野菜、マッシュルーム、アヒル(形も)魚、豚肉、にわとり、海老、くるみ、甘いもの、中にはトマトなんて具もありました。最後に真珠餃子というのか出てきました。かの、西大后が食したといわれるもので、テーブルの真ん中で鍋にスープを入れたものに、真珠大の小さな餃子を入れ、ぐずぐず沸騰させるのです。係りの人が、器の中に入れてくれたものを食べるのですが、入っている餃子の数で、幸せを占うんだそうです。概して多い方がいい訳で、いくつだと幸せになるとか、商売が繁盛するとか、いろいろ説明してくれました。私は何個入っているのかなと、レンゲを入れましたが、おいおいちょっと待てよ、1個も入ってないぞ。ちょっとブルーになりましたが、これは占いで言う「凶」ではないそうです。ほどほどの幸せが訪れるということで、「俺らしいかな」ってとこでした、ジャンジャン。
 さあ、これで西安ともお別れです。再びパスで空海へ。行さ同様帰りのチェックもあっさりしたものです。JL600便、成田着は午後8時を過ぎるでしょう。


(おわりに)
  中華料理は大好さなのですが、やはり日本で貪ペるものとは大違いですね。スパイスが強いと言うか、癖があります。というよりは、日本で食ペるものは、日本人に合うようにアレンジしているんじやないですかね。それにしても、私は、食べ物のコメントが出来ないので困りました。食ペ物か主となるような旅行記は絶対に書きません、いや書けません。
 でも今回の旅行も楽しかった。メンバーの方も親切でしたが、安先生のお人柄が素晴らしかった。様々なお気遣いに感謝するばかりです。私も安先生のファンになりそうです。


集合写真後書き
 このすばらしい旅行記は何回読んでも新鮮な感じがします。一人の中国人より中国のことをよく観察・研究されてるのは嬉しい限りで、常日頃からやはり沢山の日本の方に中国の文化に対して興味を持っていただきたいと考えております。
 本当に感謝します!関 信也さん、また機会がありましたら是非中国の色々なところに一緒に旅しましょう。
              安 宇